
では、印刷物の色再現性をより確かなものにするため、全社をあげて
CMS(カラーマネジメントシステム)の確立に取り組んでおります。
| 版下作業がほぼフルデジタル化し、中間材を必要としないCTP化が進んでいる現在、各デバイスにおける色の標準化が重要課題となっています。 カラーマネジメントシステムとは、最終印刷物をターゲットとし、プリプレス作業におけるデジタルカメラ、スキャナ、モニタ、カラープリンタ、DDCPなどの色再現を可能なかぎりそれに近づけていこうとする試みです。 |
![]() |
|---|---|
![]() |
|
| DDCP=ダイレクトデジタルカラープルーフ | |
プレス部門の色管理システムの基盤となるのは、5台のオフセット輪転機です。
岩岡印刷工業(株)では、本機に搭載されたカラーコントロールシステムにより、数値による安定した濃度管理を実現。5台のマシンそれぞれの色再現を標準化し、
の印刷物としてのカラーを365日キープします。
また、社員ひとりひとりが機械のメンテナンスを日常的に行い、常に最良のコンディションで色を再現できるよう努めています。枚葉機に比べ、輪転機は数値による色管理が遅れているとされますが、その常識を打ち破るのが
のあくなき挑戦です。
プリプレス部門の色管理システムの要は、正確な測色を経たICCプロファイル運用です。
製版担当のオーク・デジタル・イメージ(株)では、適切なメンテナンスを保った輪転機から出力された見本紙をもとに測色し、入力デバイス/出力デバイス各機に合わせたICCプロファイルを作成します。
DTP段階から、見た目の色を最終ターゲットに近い形で表現し、色校正紙を兼ねたDDCPを出力。それを刷版担当のオーク・プリプレス(株)が引き継ぎ、正確な網点状態でプレート化し、印刷工程に送ります。
色再現の結果がそのときどきで異なる通常の平台本紙校正は、近年のカラーマネジメントの概念から外れています。「平台本紙校正に印刷結果を合わせる」のではなく、「印刷機に合わせて色校正紙を出力する」ことが品質安定化への近道です。
では、色再現をプロファイルによる数値で管理できるDDCPにいち早く注目し、ワークフロー構築に着手してまいりました。EPSON「PX-H10000」+大日本スクリーン製造 カラーマッチングソフト「LabProof」による信頼性の高いフローにより、本紙校正に比べて短納期・低コストの、カラープルーファ(色見本)をお届けしております。
また、ご希望であれば、外部協力会社との
オリジナルICCプロファイル共有により、ハイエンドDDCPコニカミノルタ「Color Decision II」での本紙校正も可能です。
どちらも、「
オリジナルカラー」に合わせたプロファイルを組み込んでいるため、印刷物の仕上がりと非常に近い出力が可能です。
※PX-H10000の色再現性は万全ですが、インクジェット出力のため、網点での再現とは物理的に異なります。モアレチェックなどが必要な場合は、ハイエンドDDCPタイプを推奨します